[説明トップページに戻る]
チーム戦術の基礎(の基礎、てゆーか超基礎)
ターゲット指定を用いた、チーム戦の基本戦術について説明します。
なお、本文章はラグランジュさん(1319@第2期)の「チーム戦術基礎」という文章を、本人の許可を得て(一部改変して)転載しています。
はじめに:
ジオブレイドのチーム戦では、チームで役割分担して、落としやすい敵から狙っていくことで、戦闘をたいへん有利に進めることができます。
攻撃対象を指定することを、ターゲット指定(ターゲッティング)といいます。
ここでは初心者の人を対象に、ターゲット指定を用いた戦術の基礎について述べます。
役割分担:
ジオブレイドのチーム戦を考えるとき、まずチーム内での役割を3つに分けて考えるのが普通です。
- 1.壁
-
壁とは、チーム戦において、耐久性が高く、敵の攻撃を一身に受ける役割を言います。
ジオブレイドでは、プレイヤー側は相手を自由に狙って行動することができますが、敵側はそのようなことを行いません。
その場合、出撃時の並び順が前の機体が敵に優先的に狙われることになります。
それを利用して、耐久力・防御力の高い機体にSレンジ武器を装備させて、出撃時の並び順で1番前にして出撃させます。
すると、敵はその機体を攻撃しますので、その間、他の機体は攻撃されずに済みます。
この機体は、敵に狙われるべき機体なので、やたらに動いてはいけません。動かないために敵の前衛をターゲット指定します。
この役割に向いているのは、耐久力の高いWarrior、Cleric、Smithです。
- 2.切り込み役
-
Sレンジが優先射程距離の武器を用いて、文字通り敵陣深く切り込み、敵の後衛機を落とす役です。
敵の後衛機は、戦闘が始まった時点では離れたところにいますので、移動力のある機体でないと敵の後衛機のところまでたどり着けません。
もちろん敵後衛をターゲッティングします。
この役割には、高い移動力を持ち、Sレンジ攻撃を得意とするFighter、Thief(ただし近接系もしくは格闘系装備)が向いています。
- 3.後衛
-
壁役の味方の後ろから敵を狙撃する役です。
Lレンジ(Mレンジでもいちおう可)兵器を装備して、敵前衛をターゲット指定します。
敵前衛は味方の壁役を攻撃しますので、そこを攻撃してやります。
相手が動かないので、こちらも静止攻撃となりますから、本来は苦手とする高速機相手でも、それなりの命中率を得られます。
また、自分が攻撃される心配がないので、安心して攻撃に専念できます。
なお、敵の前衛が複数いる場合、なるべく落としやすそうな奴をターゲット指定して敵の数を減らしましょう。
Lレンジ攻撃を得意とするGunner、Mage、Thief(ただし射撃系装備)が後衛に向いています。
基本的に、チームにはこの3つの役割を果たす機体が、少なくとも1機ずつは欲しいところです。
壁役がいないと、こちらの切り込み役や後衛が攻撃を受けて落とされる危険がありますし、切り込み役がいないと敵後衛、後衛がいないと敵前衛を素早く落とせません。
ターゲット指定無しの戦闘:
では、次にちょっと実際の戦闘例を見てみましょう。
今回は、有名なジャスティスファイブの皆さんに出演していただきました。
どちらもWFG編成、同じキャラクター同士の戦いで、当然、戦力は全く同じです。
とりあえず、ターゲット指定なしで模擬戦闘するとこんな感じになります。
両方に同じキャラクターが出ているのでちょっと見づらいかもしれませんが、両方の戦力が全く同じという例にしたかったので、敢えてこうなっています。
で、これを見ると、戦闘開始直後こそターゲットが入り乱れていますが、戦況が落ち着いてくると、お互いに、並び順で一番前のWarriorを狙っているのが分かります。
で、お互いに前から順に落としていき、最後は残ったGunner同士の撃ちあいになって終了です。
まあ、互角の戦いですが、戦力が互角なので当然ですね。
ターゲット指定有りの戦闘:
しかし、勝つためにはこのような戦闘ではいけません。
敵の中で最も堅いWarriorから狙っても時間を食うだけです。
むしろ、落としやすいFighter、Gunnerを先に狙えば、先に敵の数を減らすことができ、有利に戦いを進められるはずです。
今度は、BlueTeam側だけターゲット指定を入れて戦闘してみます。機動力のあるFighterが敵のGunnerを狙います。
WarriorとGunnerは敵前衛を狙うわけですが、この際、落としやすいFighterから狙っていきます。
Warriorは堅すぎるので無視です。
具体的には以下のようなターゲット指定になります。
BlueTeam側 | | ターゲット指定 |
No.1 | (Warrior) | → | No.6 | (敵Fighter) |
No.2 | (Fighter) | → | No.7 | (敵Gunner) |
No.3 | (Gunner) | → | No.6 | (敵Fighter) |
では戦闘してみましょう。
この場合、先ほどと同じように、RedTeam側はBlueTeam側のWarriorに狙いを定めます。
しかし、BlueTeam側はターゲット指定をしているので、RedTeamのWarriorを無視して残りの2機を攻撃しに行きます。
そして、味方のWarriorが耐えている間に敵の2機を落とし、最後に敵のWarriorをタコ殴りにして終了です。
実際にターゲット指定を入れないで、上の編成で5戦してみた結果、BlueTeam側の2勝3敗となり、BlueTeam側のみに上記のターゲット指定を行った場合には5戦してBlueTeam側の5勝となりました。
まあ、試行回数少ないですが、サーバに負荷をかけるのも何なのでこんなところで。
いちおう、ターゲット指定をきちんとしている場合、互角の相手にはほぼ負けない、ということはだいたい分かってもらえるのではないかと思います。
おわりに:
さて、ターゲット指定を用いたチーム戦術の基本はこんなところです。
しかし、実戦では、常に敵の編成がきれいに壁、切り込み役、後衛となっているわけではないので、いろいろ考える必要が出てきます。
Mレンジ機なんかは前衛か後衛か微妙なところですし、高レベルクエストでは、一部の敵も簡易AIによるターゲット指定を行ってきます。
自機の装備や初期位置の変更も考える必要があるでしょう。
…と、そういうことまで書いていると話が複雑になりすぎますし、初心者向けという範囲を逸脱してしまうので、今回はここまでです。
[説明トップページに戻る]